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10月20日(木) 「千鶴子」というハンコ

「千鶴子」のハンコ、残念ながらこの印稿デザイン、ハンコとしてデビュー出来ませんでした。

「千鶴子」というハンコ

「実印を無くしたのか、何処探しても見つからない、至急彫っていただけませんか」と、ご依頼を頂いたのですが、デザインが完成したところで、「実印が見つかったので、申し訳ないですけどキャンセルできますか?」という電話があり、仕方なくキャンセルに応じました。

「『千鶴子』の場合、てん書体ですと縦書きの場合は無理があるので横書きにした方が良いかな。」
「鶴という字が画数が多く、他の字は少ない、全体の空間のバランスはどうだろう」
「優しそうなご婦人だったので、てん書でも印篆体より小篆体のほうが良いかも」等々、考えること数時間、やっと出来たのになぁ。

はんこの場合、印稿デザインに掛ける時間が製作時間全体の8割ぐらい、ほとんど完成したのと同じです。

 よくネットで「印影デザイン確認サービス」なんてやっている所ありますが、私には考えられません。あれやっている所は、職人さんが作っているのではないのと違いますかね。
 ご来店されたお客様には、その場で文字をフリーハンドで書いてお見せすることはありましても、印稿デザインは確認していただいておりません。

 愚痴っぽくなりましたが、「千鶴子」文字を丸の中に配置するのって難しかったけど楽しかったなぁ。
これはこれで良しとしますか、印稿を残しておいて、数年後に見て恥ずかしがって、ダメ出しするのやろなぁ。

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関連項目

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